おしゃれコード進行(bVIM7→V7→Im7系)の解析

bVIM7 → V7 → Im7系の動きのコードの分析。コードの勉強・練習の傍らで忘備録とか出来たらいいなという試みです。

コード進行

曲調:Am

コード進行(簡易)

FM7 | E7 | Am7 | Am7 |

FM7 | E7 | Am7 | Am7 G#m7 Gm7 C7 |

ジャズテイストなオシャレ系ポップスとかでよく見かけるコード進行です。

似たような進行だと、

FM7 | E7 | Am7 | C7 |

FM7 | E7 | Am7 G#m7 | Gm7 C7 |

とかの東京事変の「丸の内サディスティック進行」、「Just the two of us進行」系列です。

「C7」に行くか「Am7」のまま残るかの違いです。Am7とC7は構成音が近いのでどちらでも合いますが、C7を弾いたほうが「B♭」の音があるのでよりジャズテイストに聞こえるかもしれません。

このコード進行の特徴

進行をA(ルートの音)をⅠとして考えると、

♭ⅥM7 [SD/T] → Ⅴ7 [D] → Ⅰm7 [T]

となります。この3つの和音はAmのハーモニックマイナーのダイアトニックコードに属します。

Am調から構成されるコードの進行なので、とてもシンプルなコード進行です。

 

今回の進行のミソは、シンプルな進行の中で「Ⅰm7」を「Ⅰm7 → Ⅶm7 → ♭Ⅶm7 → ♭Ⅲ7 」と置き換えている部分になります。

「♭Ⅶm7 → ♭Ⅲ7」(Key Am)は「Ⅱm7 → Ⅴ7」(Key F)と置き換える事ができ、後者の場合、「Gm7 → C7 → FM7」と自然に頭のF△に繋がる事ができます。

「#Gm7(Ⅶm7)」の部分は経過音的に捉えてしまって良いと考えます。別のコードで「#Gm7(♭5)(Ⅶm7(♭5))」とかも使って良いと思います。

補足

曲の途中の「E7」コードですが、「E7(♭9・♭13)」と「E7(♭9・13)」両方書きましたが、これはお好みで良いと思います。基本的にはセブンス系のコードなので、その場にあったテンションで弾き分けるのが良いと思います。

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